香港へ。（１日目 機内にて）

　定刻どおりに成田空港を離陸し一路香港へ向かうＣＸ５０９便。自分は香港に行くときにはほとんどこの便を利用している。この便なら現地に１時半前後に着くので初日からそこそこ時間を有効に使えるからだ。この時間帯は日系の航空会社もあるけどずっとキャセイに乗っている。日系のほうが言葉の心配は要らずなにかと便利ではあるのだろうけれど、外国系の飛行機に乗り込んだ瞬間からここからは日本ではないのだということでシャンとした気持ちに切り替わることが日本を離れるときのある種の儀式めいたものになっていて、毎回その瞬間が結構快感だったりするのだ（変態？）。

　あと、キャセイのＣＩ（コーポレートアイデンティティー）が好きで、ダークグリーンをメインに白と差し色である赤がなんともクールで知的さを感じさせる。尾翼にペインティングされているブラッシュウイング（筆で書かれたような翼）がアジアを感じさせるのも自分好みだ。

　飛行機は南西の方向に向かって順調に飛行している。オレンジジュースとおつまみをお供に音楽を楽しむ。ここではもちろんＣ－ＰＯＰ。これである程度は現地で流行っている曲とアーティストが分かるのだ。
　そんなこんなで機内食の時間になった。機内での最大の楽しみといったらはっぱり機内食だろう。今回のメインは魚とトリから選べる。自分は魚をチョイス。その魚は秋刀魚だった。機内食で秋刀魚とは以外だった。付きあわせのにんじんはもみじのかたちにカッティングされていてなんとも日本の秋を感じさせる。味のほうもなかなか良かった。あと茶そばもあった。この茶そばは毎回キャセイに乗るたびに食べているような気がする。固定されているのだろうか・・・。

　食事が終わると機体は沖縄付近を通過中だった。この日は沖縄付近に台風が通過していたのでその影響かいつになく挙動が怪しかった。機内が緊張感に包まれる。実際は数分間だったのだがその数分間がかなり長く感じられた。その揺れが収まると機体は台湾付近に差し掛かる。

　台湾の中央部には３０００メートル級の山々が背骨のように島の北部から南部へと連なっている。その景色の美しいこと。ほんとにうっとりさせられる澄んだ青なのだ。これを拝められたのはラッキー。左側の窓側の席を選んで大正解だった。台湾の西海岸部をかすめるように飛行し、諸島部を経て香港へと東シナ海を南下する。

▽うっとりさせられるほど澄んだ青。麗しの島台湾上空にて。
　　

▽都市部はややガスがかかっているか。台中上空にて。

▽馬公上空にて。
　

　そして機体は徐々に高度を下げていき、あの鉛筆を何本も立てたような香港の町並みが見えてきた。４年ぶりに眺める景色。なんとも感慨深い。これからこの街でどんなことに遭遇するのだろう。ＣＤはちゃんと発売されているのか？期待と不安が入り混じった気持ちを抱えつつの香港入境となったのだ。

コメント 4

機内食の写真はないのですかぁ～
自分の時は、周りがどんなに混んでいようが必ず写真とってますよ～

でも、たまにはJLに乗りませんか？その時はご一緒にでも。
CXもワンワールドなので、自分が乗るのは全然問題ないですよ。
by Atsushi (2007-10-02 00:53) 

>Atsushiさん。
機内食の写真、撮りたかったんですが周りの目が気になってしまって・・・。
去年チャイナエアラインに乗ったときは隣の人が食事をしないで寝ていたので写真を撮りましたが・・・。ま、その写真はいつか蔵出しってことで。

そういえば国際線はおろか国内線でもＪＡＬは乗ったことないですね。
国内線であればＪＡＬで。
台湾or香港ならＣＸで♪
お供しましょう。
by メンファン (2007-10-02 22:26) 

はじめまして。香港が大好きです。
私も機内食見たかったですよ。私もいつもバシャバシャ撮っております。
キャセイは乗ったことがないので、興味津々です。
by (2007-10-07 10:13) 

>好くんさん。
はじめまして！コメントありがとうございます。
機内食の写真撮っておいたほうがよかったですね・・・。
これからは一期一会だと思って勇気を出して撮影したいと思います（笑）。
by メンファン (2007-10-07 22:18)